初めてのスペイン旅行
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阪急交通社のルフトハンザドイツ航空ビジネスクラスで行く「スペイン8日間」の旅に出かけました。
結婚39周年の記念日を挟んでの真冬の旅行で、現地スペインの天気予報も滞在中はずっと雨の予報です。 旅行中に風邪をひかないように、ホッカイロや着替えを準備しての出発ですが、その出発日に更なる問題が待ち受けていました。
2014年2月8日、未明から降り始めた雪が積もりだしています。 荷造りを前日にしたので、大きなス-ツケ-スを抱えて駅に向かうしかありません。 この日は、結局都心でも27cmの積雪があり、午後の羽田空港発着便は欠航となったそうです。
早目に出国手続きを済ませ、全日空のラウンジでうどんや寿司など摘まんでから、いよいよドイツ・ミュンヘン空港に向かって出発です。 予定通り13:00に機内に乗り込んだのですが、雪のためか14:30の離陸となりました。
機内では、ザ・ペニンシュラ東京のシェフの料理に舌鼓を打ち、映画を3本見終わったら、やっとドイツ到着です。 そこからバルセロナ行きLH-1816に乗り継いで、バルセロナに21:40到着しました。 空港からは、バスで近郊のタラ-サに移動し、そこで泊りました。 翌朝、バルセロナにそのバスで行き、スペイン観光の始まりです。 実は、スペイン滞在中にこのバスに2000km以上乗ることになるのです。
給油中のバス
運転手はロベルト、最終目的地まで彼と一緒でした。
最初の訪問地は、バルセロナ市内にある天才建築家D’Anoni Gaudiの代表作サグラダファミリアを見に行きました。
Temple de la Sagrada Familia
1882年 フランシスコ・デ・ビリャルが着手したが、翌年彼が投げだした後、31歳のガウディが引き継いだ。 ガウディの生前に完成したのは、「キリストの生誕」のファサ-ドと地下聖堂のみ。 地下聖堂は、世界遺産に登録されている
サグラダファミリアの地下聖堂でミサが行われていた
Casa Batllo
カサ・バトリョ。 繊維業者の邸宅をガウディが改築(1904-1906)、海をイメ-ジしたものでスペインの歴史文化遺産に指定される。
ドメネク・イ・モンタネ-ルの作品で世界遺産に指定されているサン・パウ病院は、バス車窓からの見学となった。
Palau de la Musica Catalana
モンタネ-ルの傑作、カタル-ニャ音楽堂
1908年の作品で世界遺産
モンジュイックの丘を見てからバスで約100km南下し、タラゴナ(Tarragona)のラスファレラス水道橋に移動。
L’Aqueducte de les Ferreres
ラス・ファレラス水道橋(悪魔の橋)と呼ばれる。
2世紀頃、30km北のガイア川から町に水を供給するために造られた。
タラゴナから車窓にア-モンドの桜色の花を見ながら240km走り、アルファファ-ルに宿泊。 翌朝、ラ・マンチャ地方に向かって280km走る。
La Mancha
ドンキホ-テで有名なラ・マンチャの風車小屋
昼食にドンキホ-テメニュ-を食べて、オリ-ブ畑を見ながらバスで280km移動し、グラナダに入る。
フラメンコショ-
明日は、最も楽しみにしていたグランダ(Granada)アルハンブラ宮殿の観光です。
Palacio de la Alhambra
世界遺産、アルハンブラ全景
Placios Nazaries
ナスル宮殿
水面に映るアラヤネスの中庭
Patio de los Leones
ライオンの中庭
Generalife
ヘネライ-フェ庭園
グラナダ観光を終え、ロ-マ時代からの古い町ミハス(Mijas)に向かう。
白い町と呼ばれるミハスの展望台から地中海を見る
ミハスからは、北西240kmにあるセビ-ジャ(Sevilla)に移動し、宿泊。 この日のホテルは、新しく、2間あるジュニアスイ-ト室に滞在で、快適。
Plaza de Espana
セビ-ジャ市街、アルカサルの隣に位置するスペイン広場、万博用に建設された。
Real Alcazar
アルカサル(王城)
Catedral
世界遺産、カテドラル
コルドバ(Cordoba)に向かうため、東に140km移動。
Rio Guadalquivir & Puente Romano
コルドバのグアダルキビル川とロ-マ橋
Mezquiita
世界遺産メスキ-タ
花の小路
その後、最終目的地のマドリッドに向かう。約400km
マドリッド市内のスペイン広場
セルバンテスやドン・キホ-テの像がある
Museo National del Prado
プラド美術館
スペイン絵画の巨匠、エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスなどの絵画を鑑賞し、昼食後70km南のトレド(Toledo)に向かう。
Rio Tajo
タホ川に囲まれたトレドの街
世界遺産
高台にあるため、エスカレ-タ-を使う
Catedral
カテドラル
聖書
無事、スペイン旅行を終えて帰国したら、また前日からの記録的大雪で高速道路の閉鎖など交通手段が分断され、先ずは京成線スカイライナ-で上野に帰り、そこからタクシ-を見つけて帰宅することにした。
8日間の旅とは言え、実質5日間の観光で Terrassa→ Alfafar Valencia→ Granada→ Sevilla →Madridと宿泊場所を換え、10か所の世界遺産を巡る忙しい旅だった。 スペイン国内の移動は、全て専用バスを使い、総走行距離は2080kmを越えたと思われる。 また、出発日も帰国日も記録的大雪に遭遇する厳しい状態だったが、大した苦労もせずに乗り切れたし、旅行中の天候も不思議なことに、雨に降られずに良い天気に恵まれたのは、幸運としか言いようがない。 ソチ五輪開催中なのに、行く先々の名所/旧跡で別の日本のツア-客数組と出会い、その多さに驚いたが、数百年前に人類が創造したスペインの遺物に触れられる機会を持てたことに感謝したい。