第47回JTカップ観戦記
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男子プロゴルフツア-を締めくくる日本シリ-ズJTカップの最終日を見に行きました。
コモクラブの会員の方が招待券をくれたので、急遽予定を変更したのです。 今年の見所は、金選手が韓国人として初めて日本の賞金王になるのか、はたまた石川/池田のいずれかが逆転優勝で賞金王を守るのか、この最終日に決まるのです。
このコ-スは、井上誠一の設計したアウト/インをひっくり返し、パ-3が最終ホ-ルとなる世界でも珍しいコ-スです。 そしてこの18番227ydは、一流プロでもなかなかパ-で上がれない難ホ-ルであり、最後まで優勝者の行方が判りません。
余談ですが、今年8月9日にここをプレ-する機会を得て、その日はコウライグリ-ン使用で、184ydでしたが幸運にもバ-ディ-フィニッシュとなり大喜びしました。 但し、グリ-ンの傾斜度が違いますが。
12月5日は、好天に恵まれ沢山のギャラリ-が訪れ、新百合丘駅を降りてギャラリ-バス乗降場に行くと「乗るまでに60分、乗ってからコ-スまで20分!」と言われて驚きました。 幸い40分ほどでバスに乗れましたが、それ程の人出です。 コ-ス内も凄い人で、4番ホ-ルのグリ-ン近くでやっと最終組の池田勇太、B・ジョ-ンズ、藤田寛之のプレ-を見ることができたのです。 それより3組前の石川 遼の付近はもっと凄い人で、遠くにいても石川選手がバ-ディ-を取ると大きな歓声が聞こえて来ます。 この日、前半で石川は5打伸ばした。
グリ-ン形状からすると4番のバ-ディ-ル-トはピンの右なのか、各選手のセカンドはピン右に打ってきます。 例外はジョ-ンズで、グリ-ン左にこぼし、そこから低いスピンの効いた強い球を打ち、「強すぎる?」とギャラリ-が思った彼のアプロ-チは、ピン手前に落ちて、ブレ-キが掛かりピン横に止まりました。 ナイスアプロ-チ! グリ-ン右のバンカ-に入れた池田選手もパ-セイブの-9。 カラ-手前の藤田もパ-で-11。
7番グリ-ンを見ていると石川選手の組が来て、ボ-ドを見ると-3でスタ-トしたのに既に-8まで伸ばしています。 そしてこのホ-ルでは、ピン近くに落ちたセカンドが10mもバックスピンで戻り、グリ-ンを出てしまいました。 アプロ-チが寄らずボギ-。 しかし次の8番197ydをバ-ディ-としたのが、ギャラリ-の声援で判ります。
10番ホ-ルを見に行くと、左崖下にティ-ショットを曲げた平塚選手がいました。 ピンまで170~180ydくらいの松林の中で、枝を避けてグリ-ン方向に運ぶには、トンネルのような空間を通す必要があります。 ギャラリ-も難しいと思いながら見ていたのですが、彼はユ-ティリティ-を使って見事にグリ-ン近くに寄せました。
この位置で待っていると最終組がやって来ました。 池田選手が-12と藤田選手と並んでいます。 セカンドを打つのを待つ間、ストレッチをして体を整えていました。
私は、535ydの17番セカンド地点で各選手のティ-ショットを見ていました。 宮本選手は、オレンジボ-ルをフェアウエ-右いっぱいの好位置に打ち、セカンドでグリ-ンが狙えます。 谷原選手は、左ラフで、片山選手が打った球が送電線に当たり、フェアウエ-真中に落ちたのですが、距離をロスしたので、打ち直しとなりました。 ところが打ち直した球は左ラフの次が狙えない位置となり、これでは最初の球の方が有利でした。
次の組の上井選手の球は、テレビカメラの塔手前にある松の枝に止まり、自分の球と確認できないため、紛失球として打ち直しました。 16番では、兼本選手のティ-ショットが左ヤ-ディジの木の根本に止まり、出すだけとなりました。
やはりゴルフでは色々なことが起こりますね! この17番をティ-ショットも良い位置に打ち、セカンドでピン奥6mに着けた谷口がイ-グルとして-14で、最後まで藤田選手を苦しめることになり、藤田も最終18番をパ-として勝利を掴むことが出来たのです。
このパ-パットは、藤田のゴルフ人生で最も緊張したパットで、外れれば8mも行く可能性があるほどしっかりと打ったそうです。
いままで男子・女子のト-ナメント観戦に行きましたが、混雑を避けるため最終日はテレビにしていました。 しかし、プロの最後の力を振り絞ったプレ-を見るのも勉強となりました。