真鯛ゲ-ムを楽しむ!
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真鯛釣りに長い間挑戦していて、新しい真鯛釣りのジャンルとして一つテンヤ釣法を初めてのが、3年半前でした。ビシマ釣りやシャクリ釣りなどの伝統的な釣法からコマセ真鯛釣りが主流となり、8年位前から耳にすることが多くなった一つテンヤ釣法は、今は真鯛釣りの主流となった感があります。
コマセ真鯛釣りの道糸はPE4号を使いますが、一つテンヤ釣法ではPE0.8号が中心で0.6号以下の細いラインも使うことで可能となった釣り方です。 道糸を細くすることで水の抵抗が減り、コマセでは使用するビシの錘60~100号が一つテンヤでは3号から15号と軽くなり、水深によって、また状況によって、使い分けることができます。
この一つテンヤ釣法も錘の素材が鉛から比重の重いタングステンに移ることで更にテンヤを小さくして、釣り方が進化しており、また新ジャンルの鯛ラバと呼ばれる餌を使わない只巻き釣法で更に簡単に真鯛を釣ることができ、急速に普及しています。 この道の先駆者でプロアングラ-の田辺哲男氏は、真鯛はゲ-ムフイッシングのベストタ-ゲットであり、様々に変化するフィールドで、その状況を的確に判断し、一つテンヤか鯛ラバかまたはマイクロジグかなどどの方法を使い、どう攻めるかで結果に結びつけることを『真鯛ゲ-ム』と呼んでいます。
確かに、針に掛けると引きが強く独特の三段引きが味わえ、釣り上げて見ると赤い魚体にブル-のアイシャドウで非常に美しく、食べて刺身旨く、焼いても良しでおまけにメデタイの語呂合わせで差し上げても喜ばれる正に魚の王者です。
最近この釣りにハマってのめり込みそうです。 ポテンシャルのあるこの魚の大物をもう一度細いラインで釣り上げてみたいと願っています。
アプローチの一つは、鯛ラバです。 水深から良いと思える重さのタイラバを選び、底から15m上までを一定の速度で巻き上げている時、竿先を震わすアタリが来たらフィッシュオン!です。 鯛がカニや貝のみ食べている場合は、タイラバを追って来ないで、アタリが無いかも知れません。
それならとテンヤに海老を付けて、ユラユラとゆっくり落とし込めばフイッシュオンです。しかし、アタリを見逃せば頭を食いちぎられた海老を見ることとなります。 テンヤの色を変えたり、重くしたり、中層を探ったり、底中心に攻めたりアタリが取れるまで工夫することとなります。
潮色を見たり、潮速を考えたり、また鰯などの餌を追っているようならマイクロジグを投げて鰯の遊泳層を広く探ることになります。
このように周りを見ながらあの手この手で真鯛にアプローチして、釣り上げることができたなら価値ある一匹となるでしょう。
この日も前半はダメでアタリが取れず、竿を換えたり、テンヤを換えたりでやっと小さいですが釣り上げた鯛です。2匹目も同様に釣り上げて、タイミングが合いだしたその時、なにか変化を感じて竿を聞き上げました。そうすると重量感があり、とっさにアワセを入れました。間髪を入れず、凄い引き込みがあり、リ-ルのドラグが滑って糸が出て、3~4回巻き上げたらフッと軽くなってしまいました。 大鯛に逃げられたのです。硬い歯を貫くほどのアワセが出来なかったようです。上げてみるとテンヤの針先が曲がっていました。 痛恨のバラシです。
その後、海老餌が無くなったので、鯛ラバのタイガーバクバクで2尾追加することができました。この写真は、当日使った一つテンヤとタイラバです。
左手 アイナメ 51cm 1.7kg
右手 黒ソイ 36cm
ク-ラ-上は真鯛29~35cm、4尾と花鯛36cm 0.6kg
右から炎月フラットバクバク赤80g、緑60g
上から一つテンヤ TG8号グロー、赤金8号、遊動12号
竿とリ-ルは、一つテンヤが炎月一つテンヤマダイBB225Hに紅牙MX2508(PE0.8号200m)とSS255MHです。
鯛ラバは、竿紅牙69MHBにリ-ル100PGとゲ-ム炎月2.1mにフォ-スマスタ-300DHです。
大鯛を仕留めるには、ディ-プレンジでもアワセが効くもっと硬い竿が良いと考え、竿は紅牙テンヤゲ-ムXH-240、リ-ルはカルディアLT2500-XHにス-パ-PE0.8号(12ブレイド)を200m巻き、リーダーは3号を5m結節部スピ-ドノットで巻きました。
次回の釣行でこれらの道具をベストマッチに使って、3kgオ-バ-の真鯛が釣れれば、最高です!