大萬丸で大ヒラメ狙い(茨城)
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常磐ヒラメと呼ばれる大物のヒラメを釣ろうと釣割(チョウワリ)で茨城久慈港にある大萬丸を予約しました。
この船の船長は、実直な人柄が有名な人で地区の鰯を管理する大切な仕事を任されています。 また奥方は軽妙な言い回しで釣割にコメントを書き、釣り人に人気の人です。 下船後、いつも美味しいうどんを食べさせてくれます。 このお二人のお陰で釣行が気持ちよく過ごせるので、家からは遠いのですが、最近は専らこの船宿にお世話になっております。
アクセスは、西神田から高速道で日立南太田ICまで常磐道を走り、そこから7kmで久慈港の大萬丸乗船場に到着ですので家からは片道140kmの道のりです。
釣行日の気温は、-2℃~9℃と寒く、布団から出たくない寒さですが、この時期のヒラメは寒ビラメと呼ばれ、脂がのって旬の食材です。漁模様を聞くと1月下旬に鰯の群れが来て、5kgオ-バ-も上がったがその後低調との事。 そろそろ渡りヒラメの第2波が来ているのではと期待に胸が膨らみます。
客も私ともう一人の二人と聞いていたのですが、集合してみると4人。みなさん美味しい寒ヒラメを期待して気合が入っています。 船は5:20に出港し、南に30分走って防波堤沖で第1投となりました。 まだ、暗い中、1時間位してアタリが有って上げると30cm超、600gのクロソイです。 他の人にも50cmのクロソイなどが釣れましたが、本命のヒラメが釣れません。 近くで操業している他船も思わしくなく、移動を繰り返しています。 8時頃にアタリがあり、十分に食い込ませて私が釣り上げたのが、船中第1号のヒラメで、40cm、1kg弱です。 少しして50cm、1.5kgの2枚目をものにしましたが、他の人はマトウダイなどで本命が釣れません。
もうすぐ満潮となり、時合だと考え、太いハリスと軸太の針の仕掛けに替えて大きな鰯を付けて少し高いタナで待っていると真鯛用の竿プライムゾ-ンが突然海中に突き刺さり、ゴンゴンと大きな魚信が来ました。 これならヒラメが針を飲み込んでいるなと大きくアワセをくれて巻き上がると60cm、2.5kgのヒラメが釣れました。
この後、モゾモゾしてなかなか食い込まないのを合わせて上げてみると70cmの鮫だったので、針を外して海に帰ってもらいました。 そして、ヒラメらしいアタリで、「もう良いだろう!」と聞き合わせをしたら、ヒラメがまだ咥えただけだったか、歯形の残った鰯だけが上がってきました。 このバラシで、運を落とし、その後全くアタリがなくなり、沖上がりまで残り1時間を切ってしまいました。
船長から移動の指示があり、少し沖目で最後の流しとなりました。 今日は、クロソイとひらめ3尾の釣果でお仕舞と考えながら、竿先を見ていると動きはないが、少し曲がっているような気がします。 イカが鰯を食べにきて、乗っかっているのか、そんな様子でした。暫く見ているとゆっくり竿が更に曲がったので、これはイカにやられたかと竿をそっと持ち上がると驚いたヒラメが暴れたか、突然ゴンゴンとアタリが出て、釣り上げたのが、56cm、2.1kgの4匹目です。
これは面白いと直ぐにハリスを新しいものに替えて、大きめの鰯を付けて投入し、ゆっくりとタナを取ったその時、ゴンと大きなアタリがあり、「あれ!」と思う間もなく、緩めのドラグから糸を引き出しながら猛然と魚が走りだしました。 これは青物かと思いながらやりとりして寄せると60cm、2.5kgの良型ヒラメでした。
これは楽しい。まだまだ釣れると生簀に餌の鰯を取りに行くと船長から残り時間30秒と告げられ、ゲ-ムオ-バ-となりました。 この日の大萬丸の釣果は、1~5尾で、3kgクラス以上は出ませんでしたが、満足な釣行となりました。
久慈地区の釣友丸や弘漁丸もヒラメは、この日0~5尾の釣果でした。
私のヒラメ釣果は、計5尾、重量合計約10kgでしたが、近い内に自己記録更新の80cmクラスの大ヒラメを釣りたいと願っています!
60cmのヒラメ
これから捌いて子供たちに分けます。