山正丸で大平目を狙う!〔茨城〕

山正丸で大平目を狙う!〔茨城〕

お正月用にヒラメを釣ろうと大洗港山正丸に行く事にしました。

この船宿は、大ヒラメを釣らせることで有名で、小沼船長の顔は厳つくて取っ付き難いが、本当は心の優しい几帳面な方なのです。 客への愛想は無いので、慣れるまでは嫌だったが、ヒラメを釣らせる腕はピカ一で、他の追随を許さないくらいの船長なのです。

3kg以上のヒラメが釣れるのは、船では当たり前で、この私でも最高記録は2008年12月26日の73cm5.3kgで、2010年3月12日71cm4.5kg、2009年2月11日64cm3.1kgと3キロ越えが幾つか有り、また1kg以上を6尾、9尾と数が釣れた日もあります。

そんな夢の釣行に行くと決めたら前夜が眠れず、睡眠不足での大洗行きとなりました。 4時半船集合なのに1時20分係留地に到着し、船席を取りに山正丸に乗ると既に艫寄りは左右3人づつの6人が席を押さえており、右ミヨシに入ることにしました。

この右ミヨシが幸運を呼ぶことになるのです。 19人を乗せて、餌の生き鰯を積み込んだ後、まだ暗い海を北上し、大洗沖のポイントで釣り開始となりました。 私には、なかなか魚信が来ず、右隣の夫婦が8時までに4尾釣り上げたのに、未だにボウズです。 これは、タナの取り方が原因ではなく、多分私の自作の仕掛けが原因と考え、別の仕掛けに交換した8時半頃小さなアタリがありました。 鰯が約19cmと大きく、小型のヒラメが飲み込むには時間が掛かるので、じっくりと待つことにしました。

コツンコツンとアタリが続き、小さな締め込みの2度目にゆっくりとアワセを入れると突然強烈なアタリがありました。 私の方も想定外の強い引きに驚きながら竿を立て、ドラグからの糸の出具合を見て慎重にヤリトリしました。 重量感のある突っ込みをかわして水面近くまで巻き上げたら、隣の二人とオマツリしてしまいました。 魚体を見て、バラしてはいけないと船長を呼び、タモ取りしてもらいました。

 

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68cm、4.2kgの大ヒラメ。ハリス6号70cm、孫針2本の自作仕掛けで仕留めました。

 

 

 

 

 

この後、9時30分に47cm、10時15分に55cmのヒラメを釣り上げ大満足ですが、11時にタナを取り直す時、突然強烈なアタリが来ました。 ドラグからは糸が引き出され、竿先は海面に突っ込み、最初から大物を確信させる事態です。 5~6M巻き上げるとまた糸が出て、それを巻き取るとまた糸がでる展開です。 残り10Mとなると魚も船が見えるため、最後の力を振り絞って抵抗します。 もっとも糸が切れやすい状況なので、無理はできません。 ヒラメではないかも知れませんが、ヒラメなら10kgクラスが予想され、慎重にも慎重に魚体を寄せます。 残り2Mとなって、相手がブリだと判り、船長にタモ取りしてもらいました。 10分余りのヤリトリで、ついにお正月用のブリも手に入ったのです。

 

 

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ヒラメ3尾とブリ〔70cm5.6kg〕に満悦の筆者。

 

 

 

 

 

 

 

これで孫たちに食べさせてやれます。 神様と船長に感謝!

この日の釣果は、0~10尾、外道は黒ソイ、マゴチ、マトウダイでした。