世界自然遺産 父島旅行
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おがまるパックを利用して小笠原諸島 父島に行きました。 滞在する4日間(3泊)の日程は、1日目は半日バスでの観光、2日目はクル-ズ1日観光、3日目は予備日とし、4日目の午前中は買い物と近場観光を考えました。
二見港に入港し、出迎えの宿の人にご挨拶して場所を聞いたら、港の直ぐ近くで、半日バス観光の集合場所も隣の事務所でした。 早速、部屋に荷物を置き、先ずは腹ごしらえと名物の島寿司を食べにいったのですが、やはり寿司は江戸前の方が安くて美味いとの感想です。 オキサワラを醤油とお酒に漬けて作るようです。
それからマイクロバスに乗って、父島観光に出かけました。
二見港と写真左下は大村地区(中心街)
島の人口約2100人、島民の職業は1位公務員、2位漁業、3位観光業
タコノキ(固有種)
コブから気根が出てきます
最初の訪問地、三日月山展望台
西に向いているので、サンセットを見るのに最適な場所です
またザトウクジラのウオッチングでも有名、ウエザ-ステ-ションがあります。
ムニンヒメツバキ(固有種)の花
この蜜を求めてオオコウモリが来ます
グリ-ンアノ-ル(外来種)
オガサワラゼミ(固有種)を食べるので、有害です!
2番目の訪問地、宮の浜
北を向いていて、沖は兄島瀬戸になります
3番目の訪問地、長崎展望台
見えているのは、兄島。 右下が長崎です。
見えている海は、兄島瀬戸で兄島海域公園があります。
公園では、70cm超のアオブダイやヤガラ、ウメイロモドキ等の沢山の魚を見る事ができます。
野生の山羊の群れ、人間が持ち込んだ外来種で一時500頭以上に増えて、ムニンツツジ(希少種・固有種)などを絶滅に追い込んだため、駆除が行われ、数が減ってきました。
4番目の訪問地、旭平展望台
長崎が左下に見えています
大戦中の海軍通信所跡
ここを戦闘機で攻撃し、墜落したのが父親の方のブッシュ元大統領です
5番目の訪問地、初寝浦展望台
右に見える海岸が、初寝浦海岸でウミガメの上陸地です
6番目の訪問地は亜熱帯農業センタ-
東京都の研究施設で固有種が見れます
写真はトックリヤシ
ムニンツツジ(固有種)
山羊に食べられ、たった1株になったのを保護しています
パッションフル-ツ
この後、扇浦(ここの海岸は海水浴に適している)と境浦を見て出発点に戻りました。
2日目は、とびうお桟橋からドリ-ム号に乗って1日クル-ズに出かけました。 主な目的は、①ドルフィンスイム、②南島上陸、③兄島瀬戸海域公園です。 水着を着ていけばウエットス-ツ・マスク・フィン・シュノ-ケルは無料で貸してくれます。私は、デジカメを持っていくことにしました。
南島の狭い入口を無事通過した直後。
海中にも岩礁があり、この船では左右にほとんど余裕はありません。
南島上陸。 自然保護のために、1日の上陸人数制限があります
11月じゃら1月は自然環境の回復保護のため、上陸できません
南島は、石灰岩でできているため ラピエと呼ばれる奇石が見られる
そのラピエにアナドリが巣を作って居る様子
南島の鮫池
ヒロベソカタマイマイの半化石
扇池
リクヤドカリ(固有種)
海に入れたら、死んでしまいます。
ウミガメの産卵場所(枝が砂に挿してある)
砂にキャタペラのような模様は、ヒレの跡です
この後、ミナミハンドウイルカを探すのですが、見つかりません。 朝、来る時に出会ったハシナガイルカの親子だけちらっと見れましたが。
ジニ-ビ-チ
円縁湾の千尋岩(ハ-トロック)
青の洞窟
昼食を摂り、休憩にシュノ-ケリング
父島諸島を離れ、水深1000m以上の沖でマッコウクジラを探します
水中マイクにクリック音(泣き声)は聞こえるのですが、姿は見えませんでした。 マッコウクジラは、1回40分以上潜水するので、見つけるのはブロ-の時です。
結局、クジラに会えず、帰路でイルカを探しながら観光することになりました。 そして兄島海域公園で熱帯魚と遊びましたが、水が透明で大型魚も居て、時間いっぱい泳いだので写真を撮るのを忘れてしまいました。
ロ-ソク岩付近
海から見た三日月山展望台付近
烏帽子岩、二見湾入り口にある
二見湾、要岩付近
沈船、濱江丸のエンジン付近
大戦中の貨物船で魚雷を受け、座礁
この後、入港しクル-ズは終了したのですが、民宿で夕食を食べたら愛人(中国語)がナイトツア-に行くと言い出し、風呂に入る暇も無く、予約できる業者を見つけて、①グリ-ンペペ、②オガサワラオオコウモリを見に出かけました。
この小さな緑の光がグリ-ンペペ(ヤコウタケ)のキノコです
アフリカマイマイの殻を借りているオカヤドカリ
竜舌蘭の花(木のように伸びた花径)、数十年に一度花を咲かせ、枯れるが小笠原では気候のせいか、毎年のように花を付ける
この花の蜜をコウモリが食べに来る
しかし、この時期はムニンヒメツバキも花を咲かせるので、コウモリが分散し、見つけるのが難しい
あちこちと探したが、途中のリュウゼツランの花から飛び立った一瞬しか見れなかった。
3日目は、午前中はシ-カヤックに初挑戦!
漕ぎ方などのレクチャを受けて、八ツ瀬川で練習。
それから小港海岸にカヤックを運んで、いよいよ船出。
美しい小港海岸、右の岩穴をカヤックを操り通り抜ける!
次にブイより沖に漕ぎ出て、海からト-チカなどを見物
カヤックの後は、二見港近くの大村海岸で水泳を楽しんだ。 宿に帰り、風呂で潮を奇麗に流し、「今日はゆっくりしよう!」と思っていたら、愛人がサンセットを見に行くというので、急遽タクシ-に乗ってウエザ-ステ-ションに向かいました。
しかし、急に雲が出て、海に沈む夕日は見れませんでした
宿で少し遅い夕食を摂り、「今日はこれでお仕舞い!」と思っていたら、愛人がウミガメの産卵を見に行きたいと言い出します。 午前0時過ぎに民宿を抜け出して、大村海岸に亀を探しに出かけました。
亀は、光を嫌うと聞いていたので光の少ない海岸西側に向かって港の青灯台から砂浜を歩いて探しました。 小川を渡り、暗い方に入ろうとすると海上自衛隊の基地があるためか亀の保護のためか進入禁止となっており、その付近で亀を待つことにしました。 2時半を過ぎても亀の上陸が無く、諦めて波打ち際を歩きながらビジタ-センタ-の前付近に来たら亀の新しい足跡がコンクリ-トの護岸まで付いています。 そして護岸から右に曲がった様なので、跡を辿るとお祭り広場との境でアオウミガメに出会うことができました。 そこには海洋センタ-から監視員も来ていました。 実際に亀の上陸を見る事ができたのは、幸運です。
最終日は、大神山神社訪問と買い物で過ごすことにしたのですが、雨が降ってきたので神社に登るのは中止してビジタ-センタ-を見学し、みやげものの買い物で過ごしました。
ビジタ-センタ-のオオコウモリ
いつまでも見送ってくれる人々
観光客の世話をした船長やクル-が船でおがさわら丸に伴走し、港の外まで見送ってくれます。
スタッフは、最後に海に飛び込んでくれます。
豊かな自然を見て、その生態系を守る取り組みに触れ、思い出深い旅となりました。