軽井沢ゴルフ俱楽部(長野)

軽井沢ゴルフ俱楽部(長野)

関東地方の梅雨入りが宣言された日、念願だった軽井沢ゴルフ倶楽部を訪問することができました。 このゴルフ場は、東京ゴルフ倶楽部駒沢コ-スの人々が軽井沢にもゴルフ場が要ると1919年8月にクラブを結成し、離山御膳水に9ホ-ルのコ-スを造成して始めたが、用地の制限で18ホ-ルに広げられないため、1930年3月に現在の南ヶ丘地区にコ-ス移転し、1931年7月に開場したと聞いています。 当時の会員は、皇族・華族、三井財閥、三菱財閥など戦前の日本の最上位階級の人々が参加していたようです。

進駐軍接収から返還された時、白洲次郎が理事となり、後に理事長としてプライベートクラブの原則を貫いたことで有名です。 メンバ-のためのゴルフ倶楽部としてあるべき姿を追及してきた伝統は、今も変わりません。 会員の質の高さ、立地条件、コ-スコンディション、いずれも群を抜いて素晴らしいものがあり、非会員にとっては垂涎の的となる次第です。

 

選ばれしセレブの集う社交場として、会員権の売買や譲渡・継承はできないようで、会員数も500人程度と聞いていますが、謎に包まれた名門コ-スと言えます。 プレ-の機会が得られる幸運な人のために私の経験でビジターの心得を申し上げると、服装は上から下までつまり靴や靴下から帽子に至るまでシックで派手でないものにする必要があります。 ベルトも光ものは、不可ですし、半ズボンもダメだそうです。 携帯電話は、駐車場のみ使用可能で、クラブハウスへの持ち込みは遠慮すべきですし、プレ-中の使用は、もちろん厳禁です。 また、ユニ-クな作法は、ティ-インググラウンドでの素振り禁止です。 白洲理事長の時代からの伝統かも知れません。

 

 

 


軽井沢バイパス(18号) 南軽井沢と塩沢の間

南ヶ丘と書かれたこの表示板を入ります。

 

 

 

 

 

 

 


 

クラブハウス 小寺酉二の設計で1931年7月開場

6726yds Par72

 

 

 

 

 

 

 


 

ドライビングレンジ 250yds 12打席

 

 

 

 

 

 

 


 

ドライビングレンジ脇のグリ-ン チッピング用?

 

 

 

 

 

 

 


 

クラブハウス前の練習グリ-ン

測定はしていないようだが、速めの10ftと言われている

 

 

 

 

 

 

 


 

No.1 398yds 赤色のリスがティ-マ-ク

青色のリスは、シニアや女性のティ-マ-クで、バックティ-は有りません。

 

 

 

 

 

 


 

ティ-インググラウンドの表示、シンボルマークの赤リス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り距離は、ヤ-ド杭ではなく木が植えてある。 センタ-表示

傘の形に似た木です

 

 

 

 

 

 


 

スプリンクラーでの距離表示もセンタ-表示

 

 

 

 

 

 

 


 

No.11 392yds 右ドッグレッグのパ-4 正面に見えるのは離山

右に池があり、左にも小さい池がある

 

 

 

 

 

 


 

ローカルルールの表示

 

 

 

 

 

 

 


 

コースメンテナンスの車、荷台には除去された雑草。 落ち葉が落ちていません。

 

 

 

 

 

 

プレ-スタイルは、キャディ付歩きのプレ-です。 隅々までキレイに整備されたコ-スで、アップダウンが無く歩いていると高原の風か心地良い。 海抜があり、夏のプレ-でも苦にならないと思われる。 晴れた日に浅間山などの景観を楽しみながらのプレ-は、会員となった人だけに許される至福かも知れない。

総合評価5点 使用ティ-から3番は、214ydsのパ-3、14番は596ydsのパ-5と長いホ-ルがあり、18Hで6726ydsは長い。グリ-ンも素晴らしく、訪れるメンバ-のために最高の舞台に仕上げて待つコ-スと言える。

①デザイン5点、②スコア抵抗力5点、③メンテナンス5点、④トラディション5点、⑤練習環境4点

GDO等で、各ホ-ルレイアウトは公表されているが、写真は他に無いので控えます。